JR高田馬場駅前で早稲田通りを渡ると、手塚プロダクションが画いた巨大なアトム壁画が2枚目につきます。2008年(平成20年)に完成した壁画には、この界隈ゆかりの人物と出来事が描かれています。登場する人物は、太田道灌、堀部安兵衛、小泉八雲、夏目漱石、江戸川乱歩などです。この壁画の山吹の里に登場する太田道灌は、私の知人によると「丸首ブーン」だそうです。

(アトム壁画の太田道灌と山吹の女)

(高田馬場ゆかりの道灌、安兵衛、八雲、漱石、乱歩)

(壁画のアトムの世界)
因みに、早稲田通りを西に小滝方面へ6,7分も歩くと、手塚治虫行きつけの中華飯店があり、店内に手塚治虫の資料が展示されています。
おとめ山公園
アトム壁画後方の栄通りに入ってから神田川沿いに少し歩き、東京富士大学の手前で右折しておとめ山通りを行くと、新宿区立おとめ山公園へきます。そこから神田川に沿って東へ1キロも行くと、面影橋の山吹の里へ至ります。
おとめ山公園は、江戸時代には将軍の鷹狩り場で、立ち入りを禁止されていたので「御留め山」とよばれていました。近年、「御留め山」が「乙女山」と表記が変わり1969年(昭和44年)に新宿区立おとめ山公園となりました。湧水、流れ、樹林、広場をもつ風致地区で山吹の花が咲いています。そのためか最近、おとめ山公園の「おとめ」を「山吹の女」になぞらえて、山吹の里とは、おとめ山公園であるという人が現れています。

(おとめ山公園の湧水池)

(園内の説明板)

(園内の山吹の花)
ここは、高田馬場駅から至近のいいところで、昼間は憩いといやしのスポットです。