2020年12月21日((月)埼玉県のJR八高線越生駅の西口で「道灌おもてなしプラザ」の竣工式と太田道灌銅像の除幕式がとり行われました。新井雄啓越生町長の挨拶、NPO法人太田道灌顕彰会の太田資暁理事長のスピーチなどの後、テープカットと除幕が行われました。
(文武両道の太田道灌銅像)
今回除幕された銅像は、1975年(昭和50年)4代目慶事丹長(けいじたんちょう)が制作した銅像です。神奈川県伊勢原市役所前に立つ「太田道灌公銅像」と同じ鋳型で造られた双子の兄弟像の一方です。この銅像は長い年月の間、日の目を見ずに埋もれていましたが今回、晴天温暖無風の冬至の日に堂々と、越生駅前広場に登場しました。台座正面には、新井越生町長の揮毫による「文武両道」の文字が刻まれています。この銅像は今後「文武両道」の道灌像と呼ばれることでありましょう。
この銅像は、駅舎から出てくる人たちを迎えるため、西を向いています。夕日に照らされると、覇気あふれる道灌の表情には、苦労人の自信と余裕がにじんでいて、訪れる人々や通学の子供たちをさりげなく勇気づけてくれます。
(台座に「文武両道」)
(竣工式)
今回の竣工式と除幕式にちなみ越生駅の西口は「道灌口」と呼ばれ、東口は「山吹の里歴史公園」にちなみ「山吹口」呼ばれることになり、さらに駅前の休憩広場には「道灌パーク」と命名されました。またこの日、「太田道灌の里」という、詩吟入りの新しい歌も披露されました。
今回の竣工式と除幕式はコロナ禍の中で人数を制限して行われたものの、各地の道灌まつりや道灌ウォーキングが全面的に中止になった今年、唯一つの記念すべき道灌イべントとなりました。また越生町では、龍穏寺の山吹の枝を持つ太田道灌像、役場玄関ロビーの躍動する太田道灌像につぎ三つ目の太田道灌像となりました。
(伊勢原市役所前の太田道灌銅像)
2020年12月22日
太田道灌銅像の除幕式(道灌紀行ニュースNO.16)
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