2018年08月18日

太田家軍旗

2018年7月14日(土)から9月2日(日)まで、埼玉県立歴史と民俗の博物館で「企画展・古文書大公開!―みる・よむ・しらべる埼玉―」が開催中です。
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(埼玉県立歴史と民俗の博物館)
この展示に「太田家軍旗」(日の丸に鏑矢紋絹地旗印)が展示されています。これは、15世紀に合戦の最中に使用された軍旗です。絹地に「日の丸」と太田家の替紋「違い鏑矢紋」を配した軍旗は、太田家の歴史を記した「太田家譜」にも記されています。軍旗の大きさは、よこ約250cmm、たて約40cmmで、先端はちぎれたようになっています。残念ながら撮影禁止ですのでやむを得ず私は、その軍旗をスケッチしてきました。
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(私がスケッチした「太田家軍旗」)
展示の説明によると、この軍旗は東大阪市の専宗寺に伝わる岩付太田氏関係資料で、太田道灌の曽孫太田資正の三男資武の末裔にあたる子女が、専宗寺の兄弟寺河内の慈明寺に嫁いだ縁から、同寺に伝わったということです。東大阪市の専宗寺のブログを見ると、確かに「太田道灌と専宗寺は親戚である」旨が記されています。
この軍旗は、今回初めて博物館で展示されたそうです。
昨日、知人より「太田家軍旗」の写真が送られてきました。ネット上で出回っているそうです。写真を見ると確かに現在、埼玉県立歴史と民俗の博物館で展示されているものと同じ旗です。どこでいつ撮影されたものかわかりませんがその写真を掲載します。
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(太田家軍旗、撮影場所不祥)
岩槻系の太田道灌曽孫太田資正の許には、道灌使用の軍配、道灌遺愛の琵琶「千鳥」、香木「蘭奢待」、そして多分「太田道灌状」など貴重な道灌遺品が伝わっていました。そのことを考えると、この軍旗は、太田道灌が実戦に使ったもので太田資正が所持していたものである蓋然性は極めて高いと思います。

posted by otadoukan at 15:06| Comment(0) | 太田家軍旗
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